進学お役立ち情報

進学お役立ち情報2023-09-10

国公立大学進学のための高校選び

 「将来、国公立大学に進学したい」と考えているなら、高校選びはとても重要です。自分に合った高校に進学できるかどうかで、大学入試の合否に影響することも。大学受験のスタートラインに立つために、高校選びの4つのポイントを確認しましょう。

1.自分の性格に合う校風・教育方針

高校の「校風」や「教育方針」は、学校によりさまざま。授業が178時限まであり、放課後や長期休暇には受験対策講座を実施するなど、大学受験に向け手厚くサポートしてくれる学校もあれば、個人の自主性を重んじ自由に学べる学校もあります。例えば、厳しく管理されて勉強するのが嫌な人であれば、補習などで長時間拘束される学校には向かないでしょうし、逆に指示されないとやる気にならない人は手厚いサポートが必要でしょう。

このように、自分の性格に合った学び方ができる高校を選ぶことで充実した高校生活をおくることができます。自分に合う学校が分からない場合は、自分のことをよく知る保護者のアドバイスに耳を傾けるといいでしょう。

2.目標大学への豊富な進学実績

加えて注目したいのが「進学実績」です。国公立大学の入試が難関と言われる理由の一つは受験科目の多さ。学ぶべき教科が多いため、入試情報や出題傾向など、大学受験のノウハウを持つ高校を選ぶことが、合格へのカギとなります。その目安となるのが進学実績。目標大学への合格者が多い学校は、合格するためのノウハウを持つ学校と言えます。進学実績は、学校のホームページや学校パンフレットなどで確認できるほか、進学相談会などで直接聞くこともできます。調べるときには、既卒生を除く「現役生のみの合格者数」を確認しましょう。またコースがある学校は、コース別の実績も把握しておきましょう。

3.英語検定対策など英語教育の充実度

近年、大学入試で重点を置かれている「英語」。「大学入学共通テスト」では、学習指導要領で示される「英語4技能(読む、聞く、話す、書く)のバランス良い育成」を測るため、リーディングとリスニングの配点が各100点と均等になっています(別表1参照)。また、一部の大学・学部の入試では民間英語検定を利用しているケースもあり、入試の得点に加点してもらえたり、中には受験資格にあげられていたりと、高い英語力が入試の際の武器に。

このため、英語教育が充実している高校を選ぶのも大切なポイントです。ネイティブ講師が英語で行う授業や民間英語検定の受検対策など、学校により取り組みは異なります。学校の情報を収集する際には、英語教育の内容もチェックしておきましょう。

4.体験学習など多彩な学校行事

高校生活の中で、いろいろな体験をさせてくれる機会が多いことも、学校選びのポイントです。例えば、海外研修や学外での体験学習、コンテストの参加など、多彩な行事を用意する学校は、成長するチャンスを与えてくれる学校と言えます。また、さまざまな体験をする中で、自分のやりたいことや将来の目標が見つかる可能性も。

難関の国公立大学受験を乗り越えるためには、途中でくじけないモチベーションが必要ですが、そんな気持ちを後押しするのが将来の目標です。明確な目標があれば、受験への取り組み方も変わります。学校の行事予定は、各校のホームページなどで調べることができます。

まとめ

オープンスクールで自分に合う高校を見つけよう

ここで紹介した4つのポイントをチェックするためには、できるだけ多くの高校の情報収集をすることが大切です。まずは、合同学校説明会などに参加して、学校パンフレットなどを集めましょう。また、気になる学校のオープンスクールや説明会には、積極的に参加しましょう。学校に行くことで、校内の雰囲気や校風を自分の目で確かめられるうえ、先生と直接会って、進学実績や英語教育、学校行事について詳しく聞けるので、情報収集にぴったりです。保護者と一緒に参加して、よく相談するのもいいでしょう。

最近は、学校のホームページで「学校紹介動画」を公開する学校も多いので、気軽にチェックできますね。オープンスクールの日程なども、各学校のホームページで確認できます。

(参考) ~思考力、判断力、表現力を重視~「大学入学共通テスト」とは…

 2021年から「大学入試センター試験」に替わりスタートした「大学入学共通テスト」。その出題の特徴は、①思考力、判断力、表現力などを発揮して解くことが求められる問題を重視②英語4技能(読む・聞く・話す・書く)のバランス良い習得を測るためリーディングとリスニングの配点が均等(各100点・計200点)など。

国公立大学の入試(一般選抜)は、主に、この大学入学共通テスト(1次試験)と個別学力検査(2次試験)で構成されます。

大学入学共通テストで出題されるのは6教科30科目。多くの国公立大学は、そのうち56教科・7科目を課しています。各大学・学部の受験科目や配点は、大学のホームページで確認できます。特に目標大学の1次・2次試験の受験科目は、高校を選ぶ前に調べておきましょう。

2025年度からは新学習指導要領に対応し、大学入学共通テストの出題教科・科目が7教科21科目(別表1参照)に変更されるため、受験科目を調べる際は注意しておきましょう。

【表12025年度からの大学入学共通テスト 出題教科・科目 ※拡大表示は表をクリック

【表2】関西の国公立大学一覧表(順不同) ※拡大表示は表をクリック

(企画・制作/産經アドス) 株式会社五ツ木書房 2023年度「進学への道」No.4より

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