進学お役立ち情報

進学お役立ち情報2022-09-16

国公立大学進学のための高校選び

将来、国公立大学に進学したい人にとって、高校選びはとても重要です。自分に合った学校に進学し、充実した高校生活を過ごすことで、やっと大学受験のスタートラインに立つことができるからです。目標大学に進学するための高校選びのポイントを確認してみましょう。

 

自分に合う教育方針・校風

まずは、自分に合う高校を選ぶことが重要です。高校の教育方針や校風は、学校によりさまざま。例えば、授業が178時限まであり、放課後や長期休暇には受験対策講座を実施するなど、大学受験に向けて手厚くサポートしてくれる学校でも、自分自自新が厳しく管理されて勉強するのが嫌いであれば、充実した高校生活を過ごせません。

自分の性格に合う学校を探すには、できるだけ多くの高校を見学し、教育方針や校風を確かめましょう。それでもわからない場合は、自分をよく知る保護者にアドバイスをもらうのもいいでしょう。

目標大学への進学実績

国公立大学の入試が難関と言われるのは受験科目の多さから。学ぶべき教科が多いため、入試情報や出願傾向など、大学受験のノウハウを持つ高校を選ぶことが重要です。そこで注目したいのが「進学実績」。目標大学の合格者が多い学校は、合格するためのノウハウがある学校と言えます。進学実績は、ホームページや学校案内で確認できるほか、進学相談会などで直接聞くこともできます。調べるときは、既卒性を除く「現役生のみの合格者数」を確認しましょう。また、コースがある学校は、コース別の実績も確認してください。

英語教育が充実している

昨年スタートした「大学入学共通テスト」(「関西の国立大学一覧(順不同)の資料参照)では、学習指導要領で示される「英語4技能(読む、聞く、話す、書く)のバランス良い育成」を踏まえ、リーディングとリスニングの配点が各100点と均等になっています。

また、一部の大学・学部の入試では、民間英語検定の活用も行っており、入試の得点に加算してもらえたり、中には受験資格になっていたりと、高い英語力が入試の強力な武器になります。このため、英語教育に力を注ぐ高校を選ぶのも大切なポイントです。

ネイティブ講師の行う授業や民間英語検定の資格取得サポートなど、取り組みは学校により異なります。高校の情報収集をする際には、英語教育にも注目しましょう。

関西の国公立大学一覧(順不同)

研修、体験学習などの学校行事が多彩

国公立大学の受験勉強を乗り切るには、途中でくじけないモチベーションが必要です。そんな気持ちを後押しするのが“将来の目標”。もしも、将来の目標が明確でないなら、いろいろな体験をさせてくれる高校を選びましょう。例えば、海外研修や学校での体験学習、コンテスト参加など、多彩な行事を用意する学校は、好きなことを見つけるチャンスを与えてくれる学校と言えます。やりたいことが見つかれば、大学入試への取り組み方も変わります。学校の行事予定は、ホームページ等で調べることができます。

ポイントまとめ

オープンスクールで行きたい高校を見つけよう。

ここで紹介した4つのポイントを確認するために、オープンスクールや説明会に参加してみましょう。学校に行くことで、校内の雰囲気や校風を確認できるうえ、先生と直接会って、進学実績や英語教育。

学校行事について詳しく聞けるので、情報収集にぴったりです。保護者と一緒に参加して、よく相談するのもいいでしょう。最近はWeb上で「学校紹介動画」を公開する学校も多いので、気軽にチェックできますね。

詳細は各学校のホームページを確認してください。

~思考力、判断力、表現力を重視~「大学入学共通テスト」とは…

昨年「大学入試センター試験」に替わりスタートした「大学入学共通テスト」。その特徴は、①思考力、判断力、表現力などを発揮して解くことが求められる問題を重視②英語4技能(読む・聞く・話す・書く)のバランス良い習得を測るためリーディングとリスニングの配点は均等(各100点・計200点)など。

国公立大学の入試(一般選抜)は、主に、この共通テスト(1次試験)と個別学力検査(2次試験)で構成されます。

共通テストで出願されるのは6教科30科目(2025年から新学習指導要領に対応した出願教科・科目に変更予定)。多くの国公立大学は、そのうち56教科・7科目を課しています。各大学・学部の受験科目や配点は、大学のホームページで確認できます。特に目標大学の1次・2次試験の受験科目は、高校を選ぶ前に調べておきましょう。

(企画・制作/産經アドス)

株式会社五ツ木書房 2022年度「進学への道」No.4より

国公立特集1-2p

国公立特集3p

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