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英語力と国際感覚を身に着けるための高校選び

日本で働く外国人の人口が増加し、多文化共生が叫ばれる昨今。将来は、働く場所が海外であっても、国内であっても、国際感覚が必要になるでしょう。高校生のうちに高い英語力を身につけ、大学受験や就職を有利に乗り越えたいですね。英語の資格取得や留学を手厚くサポートし、国際感覚を磨くことができる高校選びについて注目してみました。

●グローバル化が進む今「 国際科・コースに注目」

今年、世界各国で同時に起こった新型コロナウイルスの流行は、世界がボーダレスであることを身近に感じさせる出来事でした。今や、海外から日本へと国境を越えて働きに来る外国人が増え、社内公用語が英語という企業もあるほど。社会のグローバル化が進む中、大学入試でも「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を総合的に評価するため、民間の英語資格・検定試験の活用を模索しており、令和3年度の入試に導入しようと準備する大学も多いようです。
 今後は大学入試も、就職試験も、高い英語力を身につけていることが武器になる時代と言えそう。こんな状況から、高等学校でも普通科に「国際コース」を設けたり、英語教育に特化した「国際科」を設置したりするところが増え、さまざまな取り組みを行っています。

●ネイティブ講師の授業 海外高校の卒業資格も

一般的な国際コースや国際科では、英語の授業数が多めに設定されていたり、中にはネイティブ講師が英語でさまざまな教科の授業を行っていたり、少人数制のアクティブ・ラーニング(参加型授業)で会話力を磨く機会を増やすなど、語学をマスターするための環境が豊富に用意されています。学校によっては、海外から迎えた留学生と同じクラスで学べたり、第2外国語(スペイン語、フランス語、中国語、韓国・朝鮮語など)を選択できる場合も。さらに将来の留学に備え、日本文化を学ぶ場が設けられているなど、国際的に活躍するための学びが充実しています。
 また、日本と海外、2つの高校の卒業資格を同時に取得できる制度を持つ学校もあり、このような高校を卒業すれば、海外の大学への進学にも有利です。
 一方、帰国子女や外国籍の生徒が中心の“インターナショナルハイスクール”でも、海外生活を経験したことのない日本人生徒を受け入れているところが。このような教育機関では授業がすべて英語で実施されたり、外国人の同級生と英語でコミュニケーションする機会が多かったりと、英語漬けの学生生活を過ごすことができます。
 そして、多くの学校で力を入れているのが、英検やTOEIC、GTECなど、英語関連の資格取得です。資格を持つことは、大学入試や就職の強い味方になるため、学年ごとの目標を設定し、手厚くサポートしています。

●1年間の留学も可能 高校生で海外経験を

多彩な留学プログラムを用意しているのも、英語に特化している学校の特徴です。プログラムの内容は、学校によりさまざま。対象は、希望者だけのところもあれば、全員参加というところもあり、留学期間も目的や留学先に応じ、短期(数週間~数カ月)から長期(1年以上)まで、各種用意されています。留学先は、ニュージーランドやカナダが人気。
 個人での海外留学は、準備や現地手配、その期間の休学や費用の問題など、高校生にとってはハードルが高いですが、学校で用意される留学プログラムなら、そのような心配はいりません。1年以上の長期留学をしても、その期間中に海外で学んだことを単位に反映させ、3年間で卒業できるなどの優遇措置もあります。また現地でのサポートもしっかりしているので、高校生のうちに留学したいと考えている人なら、このような学校を選ぶのがいいでしょう。

●国際感覚を磨ける自分に合った高校へ

海外留学や外国人クラスメートとの交流など、高校生のうちから世界とつながることができる経験は、大学受験だけでなく、その後の人生においても大きな糧になります。国際科や国際コースを設置する学校は多数ありますが、各校で留学プログラムの内容や留学先の国、期間、サポート体制の違いがあります。また、英検やTOEICなど目標とする資格検定の種類やレベルもそれぞれ。この記事で紹介した学び以外にも、多彩なカリキュラムが学校により用意されているので、まずは情報収集し、どのような学校があるか探してみましょう。より多くオープンキャンパスに参加することで自分にぴったりの学校を見つけられますよ。

株式会社五ツ木書房 2020年度「進学への道」No.3より

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