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医師・薬剤師を目指すための高校選び

医師・薬剤師を目指すための高校選び

医療技術の進歩と共に急速な高齢化により医師が不足しています。将来、国家資格を取得し医師、薬剤師を目指す人のための高校選びについて考えてみましょう。

●6年制大学卒業後国家試験に合格

国家資格を取得することで幅広い活躍の場が用意されている医師、薬剤師。病院などの医療現場はもちろん、大学や製薬会社などで研究・開発に携わるなど、働き方はさまざま。将来、安定した仕事に就きたいと、男女ともに人気の職業です。中でも薬剤師は、出産・育児でキャリアが中断しても、再就職のチャンスが多く、理系女子に人気。まずは、これらの職業に就くためのプロセスを確認してみましょう(別表参照)です。

 医師になるには、医師免許が必要。取得するためには、大学の医学部で規定の6年課程を修め、卒業後、医師国家試験に合格する必要があります。また合格後は、卒後臨床研修(2年間)を受け、医師としての知識や技術を現場で学んでいきます。

一方、薬剤師も薬剤師免許が必要です。大学の薬学部で規定の6年課程を修了し、卒業後、薬剤師国家試験に合格する必要があります。いずれも大学6年間にかかる費用が高額なため、学費の安い国公立大学を目指す人が多く、競争率が特に高いので、国公立大学の医薬系学部は超難関といわれています。

医薬系大学進学のための高校選び 3つのポイント

 医学部・薬学部の現役合格を目指すためには、バランスのとれた高い学力が必要です。そのためには、医薬系大学の入試情報を豊富に持ち、受験へのサポート力が高い高校を選ぶことが大切。高校選びのポイントは次の3つです。参考にしましょう。

●POINT 1

医薬系大学の進学実績がある

 医薬系大学の受験ノウハウを持っていることが大切です。基本的な受験対策は、理科3科目(物理・化学・生物)に加え、数学、国語、英語、地歴公民など、すべての教科をまんべんなく定着させ、苦手科目を克服すること。特に医学部は、難関国立大学、地方の国公立大学、私立大学によって、センター試験と二次試験の配点比率や出題傾向が違うため、大学ごとの入試傾向を把握し、志望大学に応じた補習が受けられるところがポイントです。医薬系大学への進学実績があるかを確認しておきましょう。※センター試験は2020年から「大学入学共通テスト」に変更されます。

●POINT 2

同じ目標を持つ仲間がいる

 ハードな受験勉強を乗り切るためには、同じ目標を持つ仲間とともに、切磋琢磨しながら学べる環境があることもポイントです。例えば、医薬系大学進学に特化したコースなどを設定している高校では、大学の見学や医療現場での実習、現役医師・薬剤師の講演などを実施していることが多いので、良い刺激となり、受験に前向きな気持ちに。また「医師・薬剤師になりたい」と思う仲間がまわりにいることで、くじけそうなときもモチベーションをキープすることができるでしょう。

●POINT 3

大学との連携力がある

 大学との連携力も重要です。特に薬学部受験は、系列大学の内部進学枠や指定校推薦枠を持つ高校が有利。このような情報は、高校のパンフレットやホームページで確認できるほか、オープンスクールで各高校の先生に直接聞くこともできます。自分にぴったりの高校を選ぶには、情報収集が大切。特にオープンスクールは、各校の校風や先輩たちの様子を自分の目で見て確認ができる貴重な機会です。ぜひ参加しましょう。

株式会社五ツ木書房 2019年度「進学への道」 No.5 より

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