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学校説明会に行くなら!注目したい「建学の精神」

私立中学は、創設者が“私財を投じて”創設した学校です。根底には「こんな人材を育てたい!」という情熱があり、その想いを集約したのが「建学の精神」です。各校の建学の精神を知ることは、お子さまに合う学校を選ぶことにつながります。学校説明会に参加するならぜひ、建学の精神についてじっくり聞きましょう。

「建学の精神とは?」「なぜ大切?」など、中学受験をするなら知っておきたい「建学の精神」についてお伝えします。

建学の精神とは? 

建学の精神とは、「どんな人材を育てたいのか?」という理念をうたったもの。学校の数だけ建学の精神があり、理念に沿った独自教育が行われています。建学の精神はいわば、学校の看板。そして存在理由でもあります。
ただし建学の精神という言葉を聞いても、ピンとこない保護者の方も多いのでは?特に、中学受験がはじめてのご家庭はなおさら。「そんなに大切?」と思っても無理はありません。でも、公立中学と私立中学の違いは、“建学の精神の有無”といっても過言ではありません。それほど建学の精神は大切なのです。

私立中学を考える上でポイントになるのが“創設者”。公立中学と違って、私立中学には創設者がいます。これが大きいのです。

学校をつくるのは容易なことではありません。学校用地の取得や校舎建設をはじめ、莫大な費用がかかります。教員も確保しなくてはなりませんし、学習環境を維持するにもお金がかかります。生半可な覚悟では踏み出せない大きな事業です。それでも敢えて学校をつくろうと考え、私財を投げ打つのはなぜか?創設者にとって“莫大な費用をかけてでも、絶対に実現したい教育”があるからです。
私立中学は、高い志や情熱が創設者を浮き動かし、つくられてきました。創設者がどのような人物だったのか?どのような情熱をもって学校をつくったのか?そうしたドラマや信念が凝縮しているのが、建学の精神なのです。

偏差値よりも大切なこと!

中学受験の学校選びでは、偏差値や進学実績を基準にするご家庭も多いことでしょう。もちろん中高6年間は、大学受験に向けて学力をつける時期。ですから、偏差値を一つの指標にするのは大切なことです。

でも、偏差値だけで決めるのはおすすめできません。お子さまの性格や可能性をしっかりと見て、「どんなことを学んでほしいのか」「どう成長してほしいか」を考えてほしいのです。
なぜなら中高6年間は、思春期まっさかり。人格を形成する大切な時期です。思春期は、悩み、迷いながら試行錯誤し、長所も短所も含めた“自分らしさ”を探す時期。その多感な時期に、どのような理念のもとで教育を受けるかは、人生を大きく左右します。
逆に言えば、ご家庭の教育観に合う学校を選ぶことで、お子さまは伸び伸びと育っていきます。持っている才能や可能性が、どんどん花開くきっかけになることでしょう。その判断の物差しとなるのが、建学の精神なのです。

学校運営に色濃く反映されている!

建学の精神は、単なる“過去に掲げられた言葉”ではありません。時代を経ても息づき、学校運営のさまざまな場面に、そして人”にも色濃く反映されています。

(1)教員にも浸透!

建学の精神は、教員にも浸透しています。なぜなら私立中学で教鞭をとっているのは、「ぜひこの学校で教えたい!」という確固たる意思をもった先生方だから。建学の精神を理解し、その理想を実現するために教育を行う教員の存在は、保護者の方にとって心強いパートナーとなることでしょう。

(2)もちろん生徒にも!

同じ学校に入学する生徒は、その学校の建学の精神に共感したご家庭のお子さまです。つまり価値観を共有できる生徒が集まる中で、6年間を過ごすことができるということ。切磋琢磨し、一生の友人と出会う場になるかもしれませんね。

建学の精神は、どこで見られる?

建学の精神は、学校案内のパンフレットやホームページに書かれています。他には、学校説明会でも必ず建学の精神についての説明があります。

(1)学校案内

もし手元に学校案内のパンフレットがあるなら、ぜひ見てください。手元にない場合も、ホームページから資料請求をすれば送ってくれる学校や、デジタルブック化してホームページ上で見られるようにしている学校もあります。

(2)ホームページ

建学の精神を知りたいと思ったら、もっとも手っ取り早いのはホームページです。インターネットで「建学の精神+〇〇(学校名)」と検索すれば、すぐに出てきます。受験を考えている学校や気になる学校があれば、早速チェックしてみましょう。

(3)学校説明会

建学の精神を知るために、ぜひ活用したいのが学校説明会です。建学の精神は、私立中学の根幹を成すものです。学校説明会では、必ず時間を割いて説明があります。ぜひチェックしてほしいのが次の2つ。

  • 分かりやすい言葉で説明しているか?
  • どれだけ熱く語っているか?

話を聞いて納得でき、そして共感できれば、お子さまにとって良い教育の場を提供してくれるはずです。

まとめ

中学受験は、費用も時間もかけて取り組む大きなプロジェクト。偏差値だけではなく「どう成長してほしいのか?」を考えて、お子さまに合う学校を選びたいものですね。

お子さまの性格や秘めている可能性が、学校が掲げる理念と一致すれば幸せなこと。中高6年間が将来へとつながる充実した期間になるはずです。そのためにも学校案内やホームページを活用して、なるべく学校説明会にも足を運び、建学の精神を吟味しましょう。

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